可視光通信とは〜第6章「可視光通信」のメリットその1〜

「可視光通信」にはこれまでの通信と比べていろいろなメリットがあります。

[1] 既存の照明器具がそのまま「通信インフラ」になる。
これまでの通信インフラは、その通信のために機器を取り付けたり、場所を確保したりする必要がありました。しかし、「可視光通信」は前述した通り、LED照明を利用します。つまり、これまで蛍光灯や電球が付いていたところに、可視光通信用のLED照明を取り付けるだけでそれがそのまま通信インフラに変わるのです。つまり、照明の機能を果たしながら通信も同時にできる訳です。

[2] 省エネになる。
ご存知の通り、LED照明の消費電力は白熱電球の約20分の1、蛍光灯の約半分になります。また消費電力が少ないということは、CO2(二酸化炭素)の排出量も少なくなります。つまり、LED照明はおサイフにも優しく地球環境にも優しい照明なのです。昨今の節電事情を踏まえてもこれからはLED照明が家庭にも職場にも普及していくようになるでしょう。「可視光通信」なら通信機器のための消費電力もわずかで済みます。

[3] 安価である。
例えば、ある美術館へ行くと作品解説を聞くための専用端末が貸し出しされます。これには開発費等も含めると1台数千円くらいかかりますが、中川研究所の「音声データ受信端末」は1台100円前後です。これにより導入される企業様、法人様のハードルを低くしています。

[4] 高いセキュリティを保持できる。
家庭でも普及している無線LAN。手軽に無線によるインターネット接続を可能にしますが、無線LANは電波のため、どこに飛んでいくか分かりません。しっかりしたセキュリティ対策を施さないと、場合によっては乗っ取られてしまう可能性もあります。しかし、「可視光通信」は照明が当たっている場所にのみ通信します。例えば、室内ならカーテンなどで遮光すれば外には漏れません。それ以外には何の設定もしないでOKです。

もう少しメリットを挙げてみます。

>> 第7章「可視光通信」のメリットその2