データ配信システムと既存製品との比較

照明光を使った通信のメリット

照明光を使った通信のメリットを通して、中川研究所の「データ配信システム」と既存製品(無線通信システム)との比較をします。

(1)「照明光通信」は生活に欠かせない「照明」を通信インフラとして利用する技術であり、既存インフラ(照明、電力線)との併用が可能なため、ユビキタス(遍在)性が高い。

中川研究所の「データ配信システム」は、既存のLED照明を通信インフラとして利用します。また、PLC(電力線通信=電力線を通信回線として利用する技術)も活用できます。他の通信インフラと異なり、通信のために特別な装置を設置する必要はなく、普段使用しているLED照明がそのまま通信インフラとなります。したがって、ユビキタス性が高いと言えます。

(2)電波を利用する通信方式には電波法により帯域が決められていたり、免許が必要な場合があるが、「照明光通信」は光波放射帯域に周波数の法的規制がないので、広帯域でデータ伝送を可能にする。

無線LANやRFID(Radio Frequency IDentification=電波による個体識別)は電波を利用するため、電波法の法的規制により使用できる周波数帯域が決められていますが、「データ配信システム」は可視光(照明光)を利用した通信方式ですので、法的規制に関係なく広帯域(波長範囲内)で通信が可能です。

(3)人や生命維持に関わる装置に有害な影響を及ぼす電波領域を使っていないので、病院をはじめ、飛行機内宇宙船等での安心・安全に使用可能。

電波を利用する無線LAN、携帯電話などはその特性から、病院飛行機精密機器を扱う場所での通信は禁止されているところが多数あります。一方「データ配信システム」は、電波を使わないので、これらの場所でも安心・安全に通信することができます。

電波通信と可視光通信の比較その1(画像をクリックすると拡大します)

(4)光の届く範囲のみ通信が可能であり、情報の届く範囲を壁やカーテンなどでコントロールできるので、セキュリティの確保が行いやすい

無線LANは電波が届く範囲が広いため、外部ネットワークからの侵入を防ぐためのセキュリティ対策(設定)が必要です。「データ配信システム」は、照明が届く範囲のみ通信しますので、カーテンなどで遮断するだけ外部に漏れずセキュリティ性が高くなります。

電波通信と可視光通信の比較その2(画像をクリックすると拡大します)