研究内容

可視光通信は、文字通りに、“可視光”(かしこう:目に見える光)を使った通信です。電波、無線、赤外線等は目に見えませんが、可視光通信は『目に見える』通信です。これが、可能となったのは、発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)の普及にあります。

LEDは、従来の電球、蛍光灯等と比べて、超高速で点滅をすることができます。この点滅(目には普通の照明として見える)を利用して通信を行うのが可視光通信です。私たちは可視光の中で生きているわけですから、環境にも人体にも優しい通信と言えます。ペースメーカーを付けた方々にも安心して使用いただくことができます。

また、光の当たる所にのみ通信をするため、盗撮、盗聴などが難しく、セキュリティー面でも優れています。

さらに、可視光通信は現行の電波法に触れない通信方式なのです。2006年度より解禁となった電力線通信(PLC: Power Line Communication)と組み合わせると用途はさらに広がります。電線を通じてデータを流し(電話線を通じてデータを流すADSLと同じ考え)、そのデータを照明器具やインジケーターランプ(小さな点灯:TVや電子レンジなどに付いている)等を通じて通信をします。照明光は、世界中のどこにでも存在しますので、これらの器具から通信をすることができるのです。